実例18 「背表紙の表面がぼろぼろになった文学全集を修理して!」

実例18 「背表紙の表面がぼろぼろになった文学全集を修理して!」

背表紙の表面がかなりぼろぼろになっているものが多く題名も読みづらくなっているので、その部分のやりかえをお願いできないでしょうか。
もう50年も前の本ですし、一度は処分も考えたのですが、長男が本大好き人間で大人になり、中年になっても時折この文学全集は読んでおりましたし、妹も勿論愛読しておりましたので、この先もずっと手元において残しておきたいと思い、何とか修理できないものかと考えたのです。

表紙を完全に本文からとりはずし、1冊ずつ背中をクリーニングし、背表紙をパソコンでカラー出力し、もとの表紙を活かして継表紙にしました。
見返しは丈夫な紙にカラーコピーで対応しました。

「本日、お願いしておりました文学全集が全巻そろいました。綺麗に治して頂いて本当にうれしく思っています。専用の本棚があるのでそれを組み立てて、かざっています。愛読していた故人もよろこんでいると思いますし、修理を依頼したロスにすんでいる妹も喜んでおります。本当に長々とおせわになり、ありがとうございました。」

【今回の治療代金】 50冊で250,000(送料込)

目次